SSL安全通信協定
SSL安全通信協定( 英語名:Secure Sockets Layer、略称:SSL)は安全協定の一種で、インターネットのネットワーク通信に、安全とデータの完全性の保障を提供することを目的としています。ネットスケープ社(Netscape)が1994年に初版のインターネットブラウザをリリースし、インターネットの先導者であった時に、HTTPS協定をリリースし、SSLによる暗号化を実施しました。これがSSLの起源となります。IETFはSSLの標準化を実施し、1999年に第一版のTLS標準ファイルを公表しました。その後、RFC5246(2008年8月)とRFC6176(2011年3月)が公表されました。TLSとSSLはサーバーと顧客のマシン両方を同時にサポートすることができ、現在すでにインターネット上の機密通信の業界標準となっています。
SSLにはレコード層(Record Layer)とトランスポート層が含まれます。レコード層の協定は、トランスポート層のデータのパケットフォーマットを確定しています。トランスポート層のセキュリティプロトコルにはX.509の認証を使用し、のちに公開鍵暗号を利用して通信側に対する身分認証を行い、その後、共通鍵(Session key)を交換してセッションキーとします。このセッションキーは、両者の通信で交換されるデータの暗号化に用いられ、2つのプロセス間での通信の機密性と信頼性を保証し、お客様とサーバーのプロセス間の通信が攻撃者から盗用されないようにします。